お気軽にご相談ください

健康をテーマに開催されたイベントであったため、当日はご高齢の方のご来場が多かったのですが、「後見や相続、終活のお悩みやお話したいことございませんか？」とお声をかけても、皆様すぐにはご興味を示されません。これは私がこれまでにも体感してきたことで、こういったイベントにすすんで参加される方はまだまだお元気な方が多く、終活や相続といった言葉に何となくピンとこない、考えたくない、という方も多いです。しかし、そこでさらにもう一声かけ椅子に座っていただくと、「実はね、うちの主人のことなんだけど…」とか、「子供が遠くに住んでいてね…」など、それぞれのご事情やお気持ちをポツリポツリとお話してくださいます。内容は千差万別ですが、やはりどなたにも不安や悩みはあり、年齢を重ねれば重ねるほど、大きくなるものだと感じます。

今回は後見制度を知っていただくというのが目的の一つでもあったため、将来的な金銭管理や身上保護というところで法定後見制度と任意後見制度の仕組みや違いなど、参加された方のうち数名の方に丁寧にご説明させていただきました。

ほとんどの方からいただいたお言葉は、「こんな制度があるなんて知らなかった！」そして、「こういうものがあると知っておくだけで安心できたわ！」と、うれしいものでした。「後見って聞いたことはあるけどピンとこなかったし、ネットとかでもよいニュースでは取り上げられないから」というお言葉も聞かれました。

老後、介護、終活、後見…言葉だけ聞くとなかなか向き合う気持ちにならないものですが、「すべて自分には全く関係ないことだ」と言い切れる方は、なかなかいらっしゃいません。ご自分だけではなく、ご家族についても同じです。

「無関心であっても、無関係ではいられない」　万が一がくるその前に、そしてなによりお元気なうちに、関心をもっていただくこと、そして正しい情報を知っていただくこと、そのためにもぜひ専門家にご相談ください。