開業から早4か月がたちました。「若くはない新人、気持ちだけは若く!」をモットーにたくさんの方のご指導・ご鞭撻賜りながら、日々奮闘しています。
この4か月の間に、座談会、講演会をやらせていただきました。
行政書士って何をする人?、医療従事者の私が行政書士を目指した理由、「その時に備える」ことの必要性と具体的な方法、などをお話させていただいています。
なにぶん、これまで大勢の皆様の前でお話をする機会など全くといっていいほどなかったので、内容や話し方が拙く、お聞き苦しいところも多々あったかと思いますが、参加してくださった皆様、一生懸命聞いてくださり、心から感謝です。
私は行政書士試験に挑戦するまで、そして合格後遺言・相続・終活をさらに掘り下げて勉強するまで、「法律」や「制度」というものに全く無頓着でした。
命の現場で働く中で、患者様のもつ疾患やそれに対する医療に関しては医療従事者として学ぶべきこと、日々知識や技術の研鑽が必要なことはたくさんありましたが、療養看護を安心して受けていただくための社会的資源や制度に関しては、「私が知らなくても、きっと誰かに聞いて、本人や家族がやっているだろう」と思っていました。命の最期を迎えられた方を病院や施設から送り出させていただく際にも、死後にまつわる各種手続きや葬儀、相続など「亡き後」に関してご家族にはこれからまだまだやるべきことがたくさんあるということころにまで、思いや考えがいたることもありませんでした。
今回この資格を取得し、日々勉強をする中で、医療や介護の現場で関連する法律や制度を知ること、知っておくことの必要性を実感しています。
座談会や講演会の終了後では、「勉強になったよ!」「知らないことが知れてよかった!」と、ありがたいお言葉をいただくことがありました。
だんだんと歳をとること、いつか最期を迎えることは、避けられない現実です。
しかし、避けられない現実の中で、安心してご自分の望む老後や最期を迎えるために、今のうちに、今だからこそ、できることがあります。
いつか起きるかもしれない災害とは違い、「いつか」「その時」は必ずやってきます。
ご自分やご家族の老後や最期を「想像」することは時に寂しく勇気が必要ですが、想像することで、「こうしたい」「こうしてほしい」という意思や希望が生まれ、「では、そのために必要なことは何か?」「使える社会的資源や制度は何か?」を考えるきっかけになります。そして、そのために、「正しい情報を得ること」が、まず最初に必要となります。
今後も、座談会や講演会等を通して、皆様が正しく必要な情報を得るためにお役立ていただけるよう、日々精進してまいります。
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