先日Neoふくじま行政書士事務所事務所近くにて、「歩いて気軽に聞きに行こう」をコンセプトに、地域座談会を開催させていただきました。
稲沢市福島町は、私の生まれ育った故郷であり、現在自宅兼事務所を構えている所でもあります。
朝のゴミ出しに行けばたまたまご近所さんと顔を合わせてご挨拶、町内に唯一ある郵便ポストに行ったついでに近くの小学校(私も子供も通いました)の運動場で体育の授業中の子供達の様子を微笑ましく見たり、実家のワンコのお散歩に出れば、同級生のお母様から「早苗ちゃん!」とお声を掛けていただくこともあります。
まだ若かりし頃は、交通の便の悪さ、夜になると街灯もなく真っ暗、コンビニも近くにない、という環境に、「ああ、田舎はやだやだ!」なーんて生意気を言っていましたが、大人になり歳を重ねていくにつれ、故郷の良さが分かる気がしています。
稲沢市は、植木苗木の街としても有名ですが、もう一つビッグイベントが、尾張大國霊神社なおい神事、通称「国府宮はだか祭り」です。
神男に触って厄を落とそうと国府宮神社に集まった裸男達が激しくもみ合う姿は、テレビ中継で見ているだけでも思わずこぶしを握り締め、「早く(神男を)上げてあげて!!」とハラハラドキドキしてしまいます。
コロナの影響でしばらく中止となっていた、このもみ合いですが、今年のはだか祭りでは数年ぶりに行われ、私事ですが息子が小学生の時以来で参加しました。送り出す方は朝から準備に追われ(なんなら数日前のふんどしや足袋の買い出しから)、地区を出発してからも心配で不安で落ち着きません。なおい布の奉納だけならまだしも、もみ合いにまで参加してくると聞くと、帰ってくるまで気が気ではありませんが、当の本人は、唇は真っ青、ガタガタと震えながらも、「(神男に)触れたわ~!」と充実感満載のドヤ顔、全身ずぶ濡れになって無事に帰宅。そこからポカポカのお風呂に入らせ、ようやく母の役目は終わりです。
はだか男達は集団になって国府宮神社に向かうのですが、この時にお世話になるのもまた、地区の有志達とそのご家族で結成された世話人の方々。万が一のための救護車やお迎えの配車、軽食の準備、労いの夕食(宴会)の調整、など…
この方々のおかげで、はだか男は安心して参加できますし、送り出す家族にとっても頭の下がる思いです。
気の早い話ですが、我が家の息子、今年の久しぶりの参加ともみ合いの興奮、神男に触ることができた感激が忘れられないのか、来年も参加すると張り切っています。また、地区の世話人の方々にお世話になることになりそうです。
話は戻って、先日の座談会の後には、「早苗ちゃん、勉強になったよ!」「またこういうのやってほしい!」と、とてもありがたい感想、お言葉をいただき、感激いたしました。まだまだ勉強中の身である私のつたないお話を最後まで一生懸命聞いてくださった皆様に、心から感謝いたします。
「地域貢献」などという言葉を使うにはおこがましいですが、先祖代々お世話になっているこの地で、そして大好きなこの地で、地域の皆様のお役に少しでも立てるよう、今後も精進してまいります。
愛知県内に出張対応します
ご自宅までの出張費
愛知県稲沢市内は無料